あなたの「想い」「経験」「学ぶ楽しさ」を高校生に届けませんか?
大学生ファシリテーター募集!
高校生が抱える進路選択の課題
「やりたいことが分からない」「やりたいことが見つからない」「自分に適した学問が分からない」高校生と接する際に、よく耳にする言葉です。高校生の3人に1人が、「やりたいことがない・分からない*1」と答えていると言います。ただ、「やりたいことがない」ことは、問題ではありません。分からないままに、「なんとなく」で学問分野、進学先等の選択をしてしまうことが問題です。「なんとなく」で進路選択をしてしまった結果、専攻学問分野や進学先とのミスマッチが起きてしまうこともあります。大学生の37人に1人が、何らかの理由で大学を中退しているというデータもあります。*2 大学中退まではしなくても、「やりたいことができなかった」「想像と違った」「専攻学問分野が面白くない」という思いを抱えている人は少なくはないと思います。専門学校、大学生活の中盤が過ぎた頃には、就職活動をすることになります。その際にも、「やりたいことが分からない」「やりたいことが見つからない」「向いている仕事が分からない」という声を聞きます。無事に就職活動を終えても、いざ働いてみると、会社や仕事とのミスマッチを感じる人もいると思います。新卒3年目以内に、離職してしまう人は32.3%と言います。*3
*1 社団法人全国高等学校PTA連合会 株式会社リクルート「キャリアガイダンス」合同調査
「高校生と保護者の進路に関する意識調査」
*2 文部科学省 「学生の中途退学や休学等の状況について」
*3 厚生労働省新「規学校卒業就職者の在職期間別離職状況」
「人生を問う場」を高校現場に届ける
上記のようなミスマッチが起きてしまう理由が、「人生を問う場」がないから、と私たちは考えます。「人生を問う」とは、自分は何がしたいのか、何ができるのか、するべきなのか、と深く考えることです。私たちが高校現場にこだわる理由は2つあります。1つ目が、ほとんどの人が通うということ、2つ目が高校から先の進路は多様で、かつ初めて自分で下す進路に関する決断という点です。
高校現場も様々なキャリア教育を実施をしようとしています。しかし、ナレッジが不足していたり、多忙で十分な準備ができなかったりなどの理由で、「効果的な」キャリア教育を実施できていない学校もあります。「現在通っている学校でキャリア教育を受けたことがありますか?」という質問に対して、75%が「分からない」「受けたことがない」と回答しているというデータもあります。* また、学校としても、OBOGを招いたり、オープンキャンパスの参加を促したりなどはしているものの、生徒が主体的に取り組んでくれないなどの課題を抱えています。
私たちは、各学問分野を専攻している大学生と共同でワークショップを開発しています。ワークショップには、各学問分野を専攻している大学生と相談し、各学問分野の「面白さ」「適性」等のエッセンスをいれています。高校生に近い存在である大学生の目線で「面白い」と思うことは、高校生にも響くと考えています。また、ワークショップ実施時には、大学生にも協力いただき、実際に大学専門学校で学んでいることや、自身の進路選択経験を伝えてもらっています。
*1株式会社マイナビ 高校生のライフスタイル・興味関心アンケート
全ての原動力は「学ぶ楽しさ」
私たちは、大学生によるアクティブ・ラーニング型の授業を実施しています。大切にしている考え方は、「学ぶ楽しさ」を体感してもらうことです。クイズ形式で広く大学や専門学校で学ぶ様々な学問分野を知ることができるクイズや、深く体感できるワークショップなどの授業を大学生で作り、運営しています。授業自体も楽しめるように工夫していて、純粋に楽しみながら取り組んでもらいます。ただ、各ワークショップには、「仕掛け」をしていて、解説を通して、その学問分野の適性や面白さを知ることができるようになっています。また、学問分野だけではなく、自身の強みや弱み、適性を把握できる授業も実施しています。
机の上で悶々と悩むのではなく、「仮決め」を繰り返してみる
「学ぶことの楽しさ」を体感してもらいます。そうすることにより、「他の分野も知りたい」「もっと深めてみたい」など主体的に、進路選択をしていくことを狙いとしています。主体的に進路選択をし、様々な学問分野や、学問分野に限らず、大学のこと、専門学校のことなどを調べていくうちに、「面白そう」「自分に合っている」と感じるものと、「違うな」と感じるものがでてきます。もし、「面白そう」「自分に合っている」と思うのであれば、さらに深く調べ、「違うな」と思えば、違う学問分野をまた調べます。このような「仮決め」を繰り返していくうちに、社会にある様々な「選択肢」を知ります。また、「選択軸」も定ってきます。「選択肢」と「選択軸」の掛け合わせで、自身の「人生」を考えることができます。
大学生ファシリテーターの役割とは?
高校に行き、高校生に実施する学問に関するワークショップ進行のサポートや、
自身の学んでいる学問や、進路選択経験、大学生活等について伝えていただきます。
得られる経験
ファシリテーション能力
複数人が集まっているグループに対して、適切な助言をし、導いていくことは簡単なことではありません。一人一人の様子を観察して、適切なタイミングで、適切な量で、また適切な言葉遣いで伝える必要があります。この「ファシリテーション力」は、日常生活、大学内でのグループワーク、または就職活動や仕事でも、必ず必要となる力です。しかし、この力は一朝一夕では中々身につかず、基礎的な部分を知った後、くり返しの実践が必要です。本プログラムにご参加いただけると、研修を通して、基礎的な部分をお伝えした後、学校現場で繰り返し実践する機会があります。
「自分」と徹底的に向き合う経験
高校生に、自身の経験を伝えるために、自分がどのような進路選択をしてきたのか、なぜ今学んでいる学問を専攻しているのか、大学でしている活動を始めたのかなどを考えます。「なんとなく」と思われるかもしれませんが、深く探ってみると、理由があり「選択軸」が隠されているかもしれません。自身の「選択軸」を知ることで、今後の就職活動や、その先の働き方や生き方を考えることに繋がります。
「学ぶ楽しさ」の体感と学問への理解
皆さんは、自身の学んでいる学問について、語ることはできますか?「自分は、しっかり学問を学んでいない。」と思われるかもしれません。その心配は無用です。その学問分野の「代表者」である必要はありません。自分がその学問を学んでいて「面白い!」「役に立った!」と思う部分は一つや二つあると思います。スタッフと話しながら、それを深めていきます。このような作業を通して、改めて自身の専攻分野に関して理解が深まり、今後の大学での更なる学びにもつながっていきます。
参加までの流れ
①応募
まずは、ページ下部の申し込みフォームからご応募ください。
②事前研修
Foraのプログラムや当日のタイムラインや役割をお伝えいたします。
また参加者、スタッフとの対話形式で、自身の進路選択を振り返ります。そして、高校生に伝える内容、メッセージを 一緒に考たり、また、どのようにそれらを伝えるのか等のスキルの向上の機会も設けています。
③授業参加!
・月に2〜3回授業に参加して、ワークショップ・ゲーム形式のプログラムを、一緒に行います。
・参加授業のプログラムによって、自身の学んでいる学問や大学生活について、伝えていただきます。
④事後研修
・授業で得た経験を振り返り、自身の進路選択や、次の行動につなげていきます。
・同じ期間に参加した大学生一同と交流できる機会もあります。